Trasimeno lake
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トラジメーノ湖

三百万年前、ウンブリアのこの地域には浅い海がありました。そして地質断裂によって形成された凹みが、現在のトラジメーノ湖の始まりでした。

歴史的にはトラジメーノは、ペルージャ湖の名前で知られていました。このことからも、この湖がウンブリア州北西部全域、そしてトスカーナ州キアーナ地区にとって常に重要な存在だったことを理解することができます。

紀元前217年、湖の北岸でとある有名な戦いが行われました。それは、古代ローマとハンニバル軍との間の第二次ポエニ戦争中に行われた「トラジメーノ湖の戦い」です。
最初にこの地域に居を構えた文明人は、ペルージャ、キウージ、そしてコルトーナという3つの都市を建設したエトルリア人でした。

この湖には3つの島があります。そのうち二番目に大きなマッジョーレ島にのみ、住人がいます。14世紀に全盛期を迎えていたその小さな漁村は、今ではわずか住人30人ほどになってしまいました。フランシスコ会修道院の遺跡を含むほとんどの建物が、14世紀に建てられた古いものばかりです。なお、3島のうち最大のものはポルヴェーゼ島、最小のものはミノーレ島と呼ばれています。

湖の魚と特産品

トラジメーノ湖は、2つの地元料理の材料となる魚の宝庫です。ひとつは「テガマッチョ(Tegamaccio)」という、トラジメーノ湖に生息する魚は何でも使える魚のスープ。特に、美味とされるのは「うなぎ」です。もうひとつは、「ブルスティコ(Brustico)」です。これはトラジメーノ産の特級エキストラバージン・オリーブオイルをふった魚のグリルで、エトルリア時代から知られていた料理だそうです。

トラジメーノ湖の周辺地域は、特殊なマメ科の「ファジョリーナ・デル・トラジメーノ」の産地としても有名です。なんと1世紀頃の古代ローマの作家プリニウスが既に、このマメはまずエトルリア人によって、その後ローマ人によってこの地域で栽培されていた、と書き記しています。

ファジョリーナは、1900年代後半、ほぼ絶滅したと考えられていました。しかし30年前、ペルージャ農業大学と共同研究をしていた若い農業経営者たちの辛抱強く絶え間ない実験のおかげで、このマメは大変貴重な特産品としてよみがえったのです。

今日のファジョリーナ・デル・トラジメーノは、遺伝的特性から見ても特殊な食物として確立し、有名なスローフード協会の「プレシディア(保護すべき特殊希少食材)」として認定されています。


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